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院長のコラム 健康茶話
第三回 「恋は疲れる?!」
めっきりと涼しくなり、紅葉の便りも聞くような季節となりました。
今回は恋愛とホルモンについてお話したいと思います。
研究結果から、恋愛中の人は“セロトニン”という、攻撃性を抑えたり神経を沈静化するホルモンが低いレベルになることが分かってきました。

昔から「恋をすると女性はきれいになる」と言われていますが、これは女性ホルモンの分泌が増えるからであるとか、好きな異性をじっと見つめる際に瞳孔(黒目部分)が大きくなるので魅力的な瞳になる、などと言われていますが、心はドキドキわくわく・・・つまり精神的には高揚している状態が続いていますよね。
そしてこれは、セロトニンという精神安定ホルモンが減少しておきる状態、とも言えるのです。

ところでこのセロトニンですが、慢性疲労症候群のかたでは減少していて、低いレベルにあるということも知られています。“慢性疲労症候群”は時々耳にする言葉だと思います。
いつも疲れが抜けない、やる気がしない、うつ傾向になる・・・などの症状があるものの、通常の検査でははっきりした異常が見られないという病気です。(昔は気持ちの持ちようだとか、怠け病だとか言われ、肩身の狭い思いをされたかたが多かったようですが、今は立派な病名がついています。 )

恋愛中はセロトニンが減少しているため、ドキドキわくわくすると同時に、とても疲労を感じやすい状態になりやすい、とも言えます。
好きな異性と話すときはドキドキし、次に会えるまでわくわく・・・、でもその人からデートをキャンセルされるとがっくり・・・。ついつい、ストレス解消に甘いものをやけ食い・・・。心当たりがありませんか(笑)?

秋は食欲の秋、とも言われていますから、
恋愛のストレス解消に甘いもののやけ食いにはほどほどに・・・。
 
 
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