|
EDとは |
|
EDとは、「満足な性交渉をするために十分な勃起を達成できない、あるいは維持できない状態」あるいは「通常性交のチャンスの75%以上で性交ができない状態」(日本性機能学会の定義)とされています。また、性交渉の途中に勃起を維持できなくなるケースが続く場合もEDの可能性があります。2002年に日本におけるEDの推定患者数は約1,130万人といわれており、もはや特殊な病気ではなく多くの人が悩まれています。
EDには大別して4つのタイプがあります。 |
|
|
機能性ED(勃起不全) |
機能性EDとは心理的な理由や精神的な理由により性交渉の際に充分な勃起が得られない状態のこと。具体的には不安やストレス・心の病・自分の性器や性行為能力への不信など。 |
|
|
|
器質性ED(勃起不全) |
器質性EDとは身体的な原因により性交渉の時に必要充分な勃起が得られない状態のこと。具体的には陰茎の支配神経、血管、組織などの障害や内分泌機能障害など。内分泌機能障害の一つには男性ホルモン値の低下が挙げられます。 |
|
|
|
混合型ED(勃起不全) |
混合型EDには二つのタイプがあり、一つは上記の機能性ED(心因性)と器質性ED(身体的)が併発しているもの。精神的な病気であるうつ病の影響、さらに内分泌機能障害などが影響している場合など。
もうひとつは、糖尿病や高血圧、腎不全、泌尿器疾患などの様々な疾患の合併により、神経や血管、ホルモンが正常に機能せずに起こるケース。これは基礎疾患が原因です。 |
|
|
|
その他のED(勃起不全) |
加齢によるものや投薬の副作用による内分泌機能障害からくるEDや原因不明のものなど。
昔から強壮剤として市販のさまざまな製品(まむしドリンクなど)がありますが、治療薬として日本の厚生労働省から医薬品として承認されているのはバイアグラ、レビトラ、シアリスだけ。バイアグラ、レビトラ、シアリスの有効率は基礎疾患の重症度にもよりますが、機能性・器質性の原因を問わず、70%〜80%と非常に有効性が高いとされています。(ただし、レビトラそのものは性的興奮剤ではありませんので、飲めば勃起するという薬ではありません。) |
|
|
このようにEDにはいくつかの原因があるとされています。しかし、詳しい検査を過度に行うことは逆に患者様が治療を受けるための、高いハードルになってしまう事も事実。当院では、基本的には簡単な問診を中心とした診察だけを、初回にのみ行っております。2回目以降は電話再診も可能ですので、お気軽にご来院下さい。 |